株式投資の資金は?
資産運用において、株式投資を行うには、ある程度のまとまった資金が必要になります。通常、この資金は、どのようなものを使えばよいのでしょうか? 少し迷うところですが、マネープラン上、重要な鉄則があり、それは「余裕資金」でなければならないことです。
ここでは、株式投資の資金について、簡単にまとめてみました。
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自己資金をどう分類すれば良いか?
家計のマネープランを考える場合、自己資金にはいろいろな分類方法があり、以下は、資金の目的別の分け方です。
・流動性資金:生活資金
-日常の生活費や万一のための資金
・使用予定資金:生活資金
-教育費や住宅費など使途が決まっている資金
・確実性資金:余裕資金
-全資金から上記2つを除いた残金で確実に運用したい資金
・利殖性資金:余裕資金
-全資金から上記3つを除いた残金で積極的に殖やしたい資金
では、上記4つの資金の中で、株式投資の資金として使えるものは一体どれでしょうか? これは、論理的に明白で、「余裕資金の利殖性資金」であることが分かります。
株式投資の資金の認識は?
資産運用において、株式投資を行う際には、日常の生活費などの「流動性資金」と将来の使途が決まっている「使用予定資金」は、決して使ってはいけません。また、余裕資金で、確実に運用する「確実性資金」も使ってはいけません。
これが株式投資の資金を考える上で一番大切なことであり、仮に持ち株の評価額(投資した株式の価値)が半分になっても大丈夫なような「余裕資金の利殖性資金」を使うことが鉄則となります。
【投資の格言:いのちの金に手をつけるな!】
株式投資の資金のポイント?
株式投資の資金を使う上でのポイントは、いかに効果的な「ポートフォリオ」を構築するかです。
また、ポートフォリオの構築の際に、意外と重要なのは、すぐに投資するのではなく、目星を付けた銘柄が割安になるまでじっくりと待つなど、資金をすぐに使い切らないように「時をやり過ごす(時間をかける)」ことです。
なお、ポートフォリオは、自分の投資方針により自由自在で、以下は一例です。
<バランス型ポートフォリオ(一例)>
◎国際優良株:25%
◎情報通信株:15%
◎消費関連株:10%
◎運輸・公共株:10%
◎資本財株:10%
◎素材株:10%
◎金融株:10%
◎新興企業株:10%