株式投資のスタイルは?
資産運用において、株式投資を行う場合、基本的にスタイル(やり方)は全て自由です。
これには、短期間で売買を繰り返すスタイルもあれば、中長期でじっくりと投資するスタイルもあり、また順張り型もあれば、逆張り型もあります。このように株式投資は全て自分次第であり、やっていく中で少しずつ自分のスタイルが確立されていきます。
ここでは、株式投資のスタイル(やり方)について、簡単にまとめてみました。
目次:コンテンツ構成
株式投資のスタイル:投資期間による分類
株式投資では、投資期間によって、「短期売買」、「中期投資」、「長期投資」の3つがあります。
|短期売買
短期間で利鞘を稼ぎ、それを繰り返すスタイルで、当日に取引が完結するものは「日計り商い(デイトレード)」。実際の取引にあたっては、自分の売買基準が必要。
|中期投資
数週間から1年程度など、長期保有はしないで、ある程度利益が出たら売るスタイル。実際の取引にあたっては、タイミングがカギとなる。
|長期投資
数年間、長期保有でじっくりと投資するスタイル。実際の取引にあたっては、成長性や割安性を判断する銘柄分析がカギとなる。
株式投資のスタイル:相場観による分類
株式投資では、相場観によって、「順張り型」と「逆張り型」の2つがあります。
|順張り型投資
相場の活況期に、上昇トレンドに乗って、値上がり益を期待して投資するスタイル。
|逆張り型投資
相場の低迷期や調整期に、いずれ上がることを期待して投資するスタイル。
株式投資のスタイル:リスクテイクによる分類
株式投資では、リスクテイクによって、「現物取引」と「信用取引」の2つがあります。
|現物取引
株式等振替制度により、受渡日に顧客(投資家)と証券会社の間で、現物と金銭の受渡しが口座内で電子的に行われる取引。自己資金の範囲内で取引し、「安く買って、高く売る」が基本。
|信用取引
顧客(投資家)が委託保証金を証券会社に担保として差し入れ、買付代金または売付証券(株式等)を借りて売買を行い、所定の期限内に反対売買または現引き・現渡しの方法によって決済する取引。少ない資金で大きな取引が可能で、ハイリスク・ハイリターン。
・信用買い:安く買って、高く売って決済
・信用売り:高く売って、安く買って決済
株式投資のスタイル:取引形態による分類
株式投資では、取引形態によって、「インターネット取引」と「コールセンター取引」と「対面取引」の3つがあります。
|インターネット取引
パソコンやモバイル(スマホ)での取引。昨今では、最もよく活用されており、自分のペースで取引できる。
|コールセンター取引
専用のコールセンターでの取引。口頭で取引したい場合に活用し、例えば、システムがダウンした時に使うことがある。
|対面取引
証券会社の支店窓口や電話での取引。昔ながらスタイルで、担当者と話したい場合に活用する。