株式市場の指標は?
世界経済の中で、国内外の株式市場は、日々、様々な要因を織り込みながら、ダイナミックに動いています。
そういった中、株式市場を見る際には、「市場全体の動き」と「個別銘柄の動き」の両方をチェックすることが必要です。また、市場全体の動きに関しては、「株式市場の水準」と「株式市場の状況」の二つの指標があり、これらを総合的にチェックすることにより、市場の動向を広く理解することができます。
ここでは、市場全体の動きを示す「株式市場の代表的な指標」について、簡単にまとめてみました。
目次:コンテンツ構成
株式市場の水準を見る指標
国内外の株式市場の水準を見る指標には、以下のようなものがあります。
|日本の株式市場を見る指標
・日経平均株価
-日本の代表企業である225銘柄の修正平均株価
・東証株価指数(TOPIX)
-東証一部全銘柄の時価総額の加重平均指数
|海外の株式市場を見る指標
・米国株の指標
-ダウ平均、S&P500、ナスダック総合指数
・欧州株の指標
-FTSE100(英)、DAX(独)、CAC40(仏)
-EURO STOXX 50(欧州)、RTS指数(ロ)
・中国株の指標
-上海総合指数、深セン総合指数
-ハンセン指数(香)
・アジア株の指標
-KOSPI指数(韓)、加権指数(台)、SET指数(タ)
-ST指数(シ)、SENSEX指数(印)
・オセアニア株の指標
-オール・オーディナリーズ(豪) 、S&P/ASX200(豪)
|世界全体の株式市場を見る指標
・世界全体(先進国と新興国)の指標
-FTSE全世界指数、MSCI ACWIインデックス
・先進国全体の指標
-MSCIワールド・インデックス
株式市場の状況を見る指標
日本の株式市場(日本株)の状況を見る指標には、以下のようなものがあります。
|株式市場の活況(エネルギー)を見る指標
・売買高:1日に売り方から買い方に渡った株式数の総計
・売買代金:1日の売買高に株価を掛け合せたもの(市場に流入した資金量)
|株式市場の規模を見る指標
・時価総額:上場株式数に株価を掛け合せたもの
|株式市場の売買傾向(物色対象)を見る指標
・売買単価:1回当たりの売買単価
|株式市場の騰落状況を見る指標
・騰落銘柄数:1日に値上がりした銘柄数と値下がりした銘柄数
|株式市場の過熱感を見る指標
・騰落レシオ:相場の買われすぎや売られすぎを見るもの
|株式市場の参加者の売買動向を見る指標
・投資主体別売買動向:1週間毎の投資家別の売買金額
|株式市場の先行きを見る指標
・日経平均先物:期先の日経平均株価の取引
・日経平均オプション:期先の日経平均オプションの取引
・日経平均先物の建て玉と主な手口:株式のプロのスタンス