預金連動型住宅ローンとは何か?

預金連動型住宅ローンは、住宅ローンの残高のうち、預金残高と同額の部分について、金利がゼロになる仕組みを持った住宅ローンをいいます。これは、預金が増えていけば、金利(支払利息)が掛からない部分が増えていくため、月々の利息を減らすことができ、また仮に預金残高がローン残高より多ければ、利息を全く支払わなくてもよくなります。

日本において、預金連動型住宅ローンは、東京スター銀行が先駆者(パイオニア)で、現在では、関西アーバン銀行や北日本銀行、荘内銀行、大光銀行、山陰合同銀行などでも取り扱われています。

預金連動型住宅ローンの基本的な仕組み

一般に預金連動型住宅ローンは、取扱金融機関によって細かい商品性は異なりますが、預金を増やしていけば金利負担が減り、結果として支払う総返済額(=元金+利息)を減らすことができます。また、繰上返済では、通常、手数料がかかり、ある程度のまとまった資金を用意する必要がありますが、本ローンでは預金残高があれば、その分だけ金利負担を減らせるので少額でも効果があります。

なお、金融機関によっては、預金残高に対応するローン金利預金金利の差額分をキャッシュバックする形で還元するところもあります。

預金連動型住宅ローンのメリットとデメリット

一般に預金連動型住宅ローンのメリットとデメリットとして、以下が挙げられます。

|メリット

・ローン残高から預金残高を差し引いた部分にしかローンの金利(利息)がかからない
・まとまった手元資金を残すことができるので、万が一、お金が必要になった場合でも自由に引き出すことができる
・預金残高が多い少ないに関わらず、住宅ローン控除をフルに受けられる

|デメリット

・預金残高で金利負担が減ることを前提にしているためか、もとのローン金利が高めに設定されている
・ローンを借りている間は、預金に利息が付かない

預金連動型住宅ローンの利用に向いている人

一般に預金連動型住宅ローンは、ある程度の預金を持っている方で、繰上返済を重視するのではなく、「手元にある程度のまとまった資金(預金)を残しておきたい」というニーズのある方に向いていると思われます。

・イザという時に運転資金などが必要な自営業者の方
・ライフプラン的に手元資金を十分に残しておきたい方