保険会社の信用度をチェック!

昨今の自己責任時代において、保険会社(生保・損保)との取引にあたって、その信用度をチェックすることが必要です。

特に重要なのが「ソルベンシーマージン比率」と「格付け」で、また上場している会社であれば、「株価」も参考になります。その他に、外資系や異業種系においては、総合力を把握する際に「バックグランド(親会社・金融グループ等)」のチェックも必要です。

目次:コンテンツ構成

生命保険会社のタイプを把握

現在、生命保険会社には様々なタイプがありますが、自分が取引する保険会社がどんなタイプであるか、信用度をチェックする前に把握しておきましょう。

・国内系生保 (生保系、損保系、異業種系)|外資系生保
・既存系生保(直販、銀行窓販、代理店販売)|ダイレクト系生保(通信販売)

損害保険会社のタイプを把握

現在、損害保険会社には様々なタイプがありますが、自分が取引する保険会社がどんなタイプであるか、信用度をチェックする前に把握しておきましょう。

・国内系損保 (損保系、生保系、異業種系)|外資系損保
・既存系損保(代理店販売)|ダイレクト系損保(通信販売)

保険会社のソルベンシーマージン比率をチェック

ソルベンシーマージン比率とは、日本語で「保険金支払い余力」とも呼ばれ、大規模な災害など不測の事態で保険金支払額が急増した場合でも、保険会社が契約通りに保険金の支払能力があるかどうかを示す指標をいいます。

◎保険会社の「経営の安全度」を示し、本数値が高いほど安全と言われる。

◎本数値を見る場合、単独で見るよりも、正味収入保険料総資産などと一緒に見ることが大切で、これにより保険会社の財務の安全性を総合的に把握することができる。

保険会社の格付けをチェック

格付けとは、格付機関による専門的な調査に基づいて発表される、会社の財務力を一目で分かりやすく示したものをいいます。

現在、保険会社においては、保険契約に基づいた「債務を履行する能力(保険金支払能力)」について格付け(評価)が行われており、その評価項目には、保険会社の収益力、保険契約履行のために必要なキャッシュフロー、積立金の多寡、資産内容の健全性などがあります。

一般に格付けでは、財務力の健全性を、AAA(トリプル・エー)、BB(ダブル・ビー)、C(シングル・シー)などの記号で表記され、AAAが一番良く、Cが一番悪いことを示します。

<代表的な格付機関>

・S&Pグローバル・レーティング
・ムーディーズ・インベスターズ・サービス
・フィッチ・レーティングス
・日本格付研究所(JCR)
・格付投資情報センター(R&I)

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