外貨投資の収益の考え方は?

外貨投資の収益を考える際は、為替相場に常に注意する必要があります。通常、外貨建て商品の購入時には、円を外貨に替え、また満期時や売却時には、受け取った外貨を円に替えます。

一般に外貨投資の収益は為替相場に大きく左右され、運用がうまくいって外貨の元本が殖えたとしても、為替が当初より大幅に円高になっていたら円換算で元本割れということもある一方で、運用がうまくいかず外貨の元本が減ったとしても、為替が当初より大幅に円安になっていたら円換算で元本が殖えていたということもあります。

このように外貨投資において「為替相場の影響」は非常に大きく、ここでは、外貨投資の収益の考え方について見てみましょう。

<対象とする外貨投資:外貨預金外貨MMF外国債券外国投信など>

外貨投資の収益の考え方

外貨投資の収益を考える際に、以下の公式を頭に入れておくことが必要です。

外貨投資の収益
 =外貨商品の運用損益+為替の差損益
 =運用後の円換算元本額-当初の円元本額

○外貨商品の運用損益(円換算)
インカムゲイン(利息、配当金、分配金)
キャピタルゲイン(売却損益、償還損益)

○外貨の差損益(円換算)
-運用後の換算円元本-当初の円元本

外貨投資の計算例

外貨投資の計算例として、下記で身近な外貨預金に投資した場合について見てみましょう。これを見ると、為替レートによって収益が大きく変わることが分かります。

・当初運用金額:1,000,000円
・ドル預金:1年、5%、為替手数料1円
・預け入れ時の実勢レート(仲値):100円
・当初のドル建て元本:1,000,000÷101=9,900.99ドル
・1年後のドル建て元利合計:9,900.99×1.05=10,396.04ドル

○1年後の実勢レート(仲値)が100円の場合の元利合計
-10,396.04×99=1,029,207円 (年率2.92%)

○1年後の実勢レート(仲値)が90円の場合の元利合計
-10,396.04×89=925,247円 (年率-7.47%)

○1年後の実勢レート(仲値)が110円の場合の元利合計
-10,396.04×109=1,133,168円 (年率13.31%)