外国為替証拠金取引の注文方法

外国為替市場は、土日を除き、24時間取引ができる「眠らない市場」です。月曜日のウェリントン市場に始まり、金曜日のニューヨーク市場で終わるまで、24時間、世界のどこかしらで取引が行われており、また為替相場は、この間ずっと動き続けるため、取引を効率的に行うことがポイントになります。

ここでは、外国為替証拠金取引(FX)の注文方法について、簡単にまとめてみました。

目次:コンテンツ構成

外国為替証拠金取引の注文分類

外国為替証拠金取引(FX)には、大きく分けて、「新規注文」と「決済注文」の2つがあります。

新規注文:ポジションの作成
決済注文(仕切注文):ポジションの決済

また、FXでは、為替レートとタイミングを見ながら出す注文以外に、予め売買レートを設定し、そのレートまで相場が動いた場合、注文が自動的に成立する「自動売買(自動注文)」も用意されています。

外国為替証拠金取引の注文方法の種類

外国為替証拠金取引(FX)では、株式取引より注文方法が洗練されています。特に自動注文をうまく活用することで、新規注文の設定や利食い・損切りなどを自分の相場感で効率的かつ効果的に行うことができます。

|FXのシングル注文

成行注文
売買価格を指定せず、銘柄と数量のみを指定して出す注文で、新規注文や決済注文の際に取引のタイミングを重視し、すぐに約定したい時に活用する。

指値注文|-自動注文
売買価格を指定して出す注文で、新規注文や決済注文の際に、取引のタイミングではなく、自分の相場感に基づいて価格(実勢価格より安い購入価格、実勢価格より高い売却価格)を指定する際に活用する。

逆指値注文|-自動注文
現在提示されている実勢価格ではなく、ある価格以下になったら売る、ある価格以上になったら買うといった場合に出す売買注文。

|FXのセット注文

トレイリングストップ|-自動注文
逆指値注文に値幅指定機能を付けた注文方法で、トレンドに乗ってさらに収益を拡大する際に、利益確定の逆指値注文を指定の値幅で自動更新したい場合などに活用する。

IFD注文|-自動注文
「If done(もし○○ならば、××を)」の略で、新規注文と決済注文をワンセットで出せる注文方法。

OCO注文|-自動注文
「One side done then Cancel the Other order」の略で、同時に2つの注文を出し、片方の注文が成立したら、もう片方の注文はキャンセルされるセット型の注文方法。

IFO注文|-自動注文
「If Done + One Cancels the Other order」の略で、IFD注文とOCO注文を組み合わせたセット型の注文方法。

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