外国為替証拠金取引のスワップポイント
外国為替証拠金取引(FX)では、金利の安い通貨を売って、金利の高い通貨を買った時に、その金利の差額分の受け取りが発生し、また金利の高い通貨を売って、金利の安い通貨を買った時に、金利の支払いが発生します。
この時の金利の受け払いを「スワップポイント」と言い、FXの一つの魅力になっています。ここでは、FXのスワップポイントについて、簡単にまとめてみました。
目次:コンテンツ構成
スワップポイントとは?
スワップポイント(Swap Point)は、外国為替証拠金取引(FX)において、2つの異なる通貨間の売買によって発生するもので、両方の通貨の金利の受け払い分を相殺した差額をいいます。
・通貨間の金利差によって発生する
・通貨間の金利差の調整分である
・各通貨の金利動向によって日々変動する
スワップポイントの仕組みは?
外国為替証拠金取引(FX)では、反対売買されるまでロールオーバー(決済期限の先延ばし)が毎日行われ、またインターバンクのスポット取引(2営業日後に受け渡しの取引)のレートに基づいているため、ロールオーバーの際に、トムネ(スポット取引日を乗り換える取引)を行うことになります。
そして、このトムネは、インターバンクのオーバーナイト取引であり、その取引の際に1日分の金利が受け払いされ、これが「スワップポイント」になります。
※トムネ:「Tommorow Next」の略。
スワップポイントの受け払いは?
スワップポイントは、保有する通貨ペアのポジションによって、受け払いが決定します。
・買いポジションで受け取れることが多い
(買った通貨の金利>売った通貨の金利の場合)
・売りポジションで支払うことが多い
(売った通貨の金利>買った通貨の金利の場合)
スワップポイントの付く時期は?
スワップポイントは、ニューヨーク市場・クローズ時点のニューヨーク時間の夕方17時(日本時間:夏は朝6時、冬は朝7時)に付与されることが多いです。また、1週間の付き方は、FX業者によって異なります。
|毎日付くFX業者の場合
月-1日、火-1日、水-1日、木-1日、金-1日、土-1日、日-1日
|水曜日に金土日の3日分付くFX業者の場合
月-1日、火-1日、水-3日、木-1日、金-1日、土-なし、日-なし
※2営業日後に決済、土日は市場が休みのため。