外貨投資のリスクとリターンは?
外貨投資の中には、円貨投資以上に高収益の魅力的な金融商品が数多くあります。
これまでに、金融機関等で外貨投資(外貨建て商品)のリスクとリターンの説明を受けたことのある人もいるかと思いますが、その際に何となく分かるけれど、何か曖昧で形式的な感じがして、よく分からなかったという人も多いのではないでしょうか?
ここでは、外貨投資のリスクとリターンについて、簡単にまとめてみました。
目次:コンテンツ構成
外貨投資のリスクについて
リスク(Risk)とは、将来のリターンの不確実性のことで、外貨預金や外国債券、外国株式、外国投信、外国為替証拠金取引(FX)などの「外貨投資」では、個別の商品リスク(金利、価格変動、流動性、信用等)以外に、常に「為替リスク」と「カントリーリスク」が存在します。
|外貨投資の共通リスク
・為替リスク(為替差損)
・カントリーリスク(対象国の危機)
|外貨投資の個別リスク
・金利リスク(金利収入等の変動)
・価格変動リスク(売却損、償還損)
・流動性リスク(売却・換金できない事態)
・信用リスク(金融機関の倒産、デフォルト)
・レバレッジリスク(FXの大きな損益の変動等)
※商品によっては、取引日が海外の営業日基準になるので注意。
外貨投資のリターンについて
リターン(Return)とは、将来得られる可能性のある収益や収益率のことで、外貨預金や外国債券、外国株式、外国投信、外国為替証拠金取引(FX)などの「外貨投資」では、「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」から構成されます。
※リターンを考える場合、手数料や税金にも注意する。
|外貨投資のインカムゲイン
・利息(外貨預金、外国預金)
・クーポン(外国債券)
・スワップポイント(FX)
・分配金(外貨MMF、外国投信)
・配当金(外国株式)
|外貨投資のキャピタルゲイン
・為替差益(外貨預金や外国債券などで円安が進行した場合)
・為替売買益(FXで通貨ペアを売買した場合)
・商品売却益(外国株や外国投信などで売却価格が購入価格より高い場合)
※キャピタルゲインがあることは、同時に「キャピタルロス(為替差損、売却損)」の可能性もある。