外国為替証拠金取引の投資手法
外国為替証拠金取引(FX)では、自分の投資スタンスにあった取引期間が自由に選べ、それに応じた様々な「投資手法(トレードスタイル)」があります。
この投資手法については、試行錯誤を繰り返しながら、自分に合ったものを見つけていくことが大切です。また、自分なりの成功スタイルを見つけ、それを常に改善していくことも大切です。
ここでは、FXの投資手法について、簡単にまとめてみました。
目次:コンテンツ構成
スキャルピング(投機)
スキャルピング(Scalping)は、為替相場(為替レート)の上下の動きに注目して、素早い売買を行い、薄く利鞘を抜いていくトレードスタイルです。
|基本事項
・レバレッジ:10倍以上(一例)
・投資期間:瞬間(数分~数時間)
・投資収益:為替差益
|ディーリングテクニック
・重要指標などの相場が動く時間帯を狙う
・値動きに一番注目し、どう動くかを見極める
・ストップロスは狭く入れ、損切りはすぐに実行する
超短期スイングトレード(投機)
超短期スイングトレードは、短い期間の為替変動に注目し、数時間から数日程度で売買を行って、為替差益を狙っていくトレードスタイルです。
|基本事項
・レバレッジ:10倍以上(一例)
・投資期間:超短期(1日~1週間)
・投資収益:為替差益
|ディーリングテクニック
・ストップロスは常に入れ、損切りは自動的に実行する
短期スイングトレード(投機)
短期スイングトレードは、一定期間のトレンドに注目し、トレンドが続く限り、そのトレンドに沿った売買を続け、為替差益を確実に狙っていくトレードスタイルです。
|基本事項
・レバレッジ:5倍以上(一例)
・投資期間:短期(1~3週間程度)
・投資収益:為替差益+スワップポイント(買いの場合)
|ディーリングテクニック
・評価益が出たら、逆指値のレートを切り上げる(トレーリングストップ)
・評価益が出たら、追撃でポジションを増やす(ピラミッディング)
・ストップロスは常に入れ、損切りは自動的に実行する(ロスカット)
中期ポジショントレード(投資)
中期ポジショントレードは、為替相場のトレンドとタイミングを見てポジションを作り、一定期間ポジションをキープしながら、為替差益を狙うと同時に、スワップポイント(金利収益)も取るトレードスタイルです。
|基本事項
・レバレッジ:3倍程度(一例)
・投資期間:中期(3週間~1年程度)
・投資収益:為替差益+スワップポイント(買いの場合)
|ディーリングテクニック
・トレンドの転換を確認してからトレンドに乗る
・ストップロスは常に設定し、損切りは確実に実行する
・高金利通貨の買いでスワップポイントを取る
・年に数回ある大きな為替変動時に短期の為替差益を狙う
長期ポジショントレード(投資)
長期ポジショントレードは、為替相場のトレンドとタイミングを見てポジションを作り、長期間ポジションをキープしながら、スワップポイント(金利収益)を中心に狙っていくトレードスタイルです。
|基本事項
・レバレッジ:2~3倍程度(一例)
・投資期間:長期(1年以上)
・投資収益:為替差益+スワップポイント(買いの場合)
|ディーリングテクニック
・長期スパンの中で安値水準だと思う時に買いを入れる
・ポジションは時間と資金を分散しながら作っていく
・高金利通貨の買いでスワップポイントを確実に取る
・評価損にも耐えられるようにレバレッジは低めに設定する
・評価益が出たポジションは、為替差益を適宜実現する