外国為替証拠金取引のレバレッジ管理

外国為替証拠金取引(FX)は、ハイリスク・ハイリターンのレバレッジ取引のため、リスク管理が重要になります。通常、リスク管理の基本は、自分でレバレッジを適切に管理して、無理のない取引をすることです。

ここでは、FXのレバレッジ管理について、簡単にまとめてみました。

目次:コンテンツ構成

レバレッジの認識について

レバレッジ(Leverage)とは、テコの原理を活用し、少ない資金で大きな取引ができることをいいます。また、レバレッジ効果とは、資産運用では、少ない資金で大きなリターン(収益)が期待できる効果をいいます。

一般に外国為替証拠金取引(FX)の場合、取引会社が用意したレバレッジと、自分自身で設定するレバレッジの2つがあります。

・取引会社が用意したレバレッジ:最大限度
・自分が設定するレバレッジ:自分にあった許容度

<FXのレバレッジ規制(現在)>

FX取扱業者は、個人顧客と外国為替証拠金取引を行うにあたり、取引金額に対して、4%以上の証拠金を預かることが義務付けられている。これより、個人顧客のFX口座のレバレッジは、「最大25倍」となる。

レバレッジの管理について

外国為替証拠金取引(FX)を行うにあたって、取引限度額(最大ポジション額)の視点から、リスク管理を適切に行う仕組みである「レバレッジ管理」が重要となります。

一般にレバレッジは、自分自身で管理することが可能であり、取引会社のレバレッジはあくまで最大限度であって、レバレッジは別に大きくかける必要はありません。また、日々の取引にあたっては、レバレッジを適度に抑えると同時に、損切りを確実に行って、大きく負けないことが大切です。

◎レバレッジは、「ポジション(取引額)の総計/証拠金の金額」である。

◎レバレッジは、自分のリスク許容度に合わせてコントロールする。

<具体的なレバレッジとポジション額>

米ドル/円で、1ドル=100円の時のレバレッジ設定
(取引会社の最大レバレッジ:25倍、自分の証拠金:100万円)

・レバレッジ1倍の時:100万円のポジション
・レバレッジ5倍の時:500万円のポジション
・レバレッジ10倍の時:1000万円のポジション
・レバレッジ20倍の時:2000万円のポジション
・レバレッジ25倍の時:2500万円のポジション

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