外国為替証拠金取引の収益とコスト
外国為替証拠金取引(FX)を行うにあたって、取引の基本となる「収益」と「コスト」の仕組みをよく理解しておくことが必要です。特に収益については、為替差益を重視するのか、金利収益を重視するのかによって、投資スタイルも変わってきます。
ここでは、FXの収益とコストについて、簡単にまとめてみました。
目次:コンテンツ構成
外国為替証拠金取引(FX)の収益
外国為替証拠金取引(FX)の収益については、外貨預金や外貨MMFと同様、「インカムゲイン(金利収益)」と「キャピタルゲイン(為替差益)」の2つで構成されます。
一般にFXは、外貨預金や外貨MMFと比べて、コストが非常に小さいため、ほんの少しの為替変動で収益を上げることができます。
FXの収益=インカムゲイン+キャピタルゲイン
|インカムゲイン
FXの場合、金利収益は「スワップポイント」のことで、2通貨間の金利差に相当するもの。
|キャピタルゲイン
FXの場合、「為替差益」のことで、新規にポジションを保有した時の為替レートと、そのポジションを反対売買で決済した時の為替レートの差額によって得られる利益。ロングとショートの両方で、為替差益を狙える。
外国為替証拠金取引(FX)のコスト
外国為替証拠金取引(FX)のコストについては、通貨ペアの売買で発生する「取引手数料」以外に、為替レートの「スプレッド」もコストになります。
FXのコスト=売買の取引手数料+為替レートのスプレッド
・売買の取引手数料:新規取引、決済取引
・為替レートのスプレッド:ビットとアスクの差
なお、店頭FXで、取引手数料がゼロの場合、FX会社が収益を上げるために、相場状況によっては、為替レートやスワップポイントのスプレッドが大きくなることもあるのでご注意ください。
※現在、1万通貨以上の取引は手数料無料が主流。