外貨投資の収益の考え方は?

外貨投資の収益を考える際は、どんな商品でも、常に為替相場に注意する必要があります。

通常、外貨預金や外国債券、外国株式、外国投信などの外貨建て商品の購入時には、日本円を外貨に替え、また満期時や売却時には、受け取った外貨を日本円に替えます。そして、一連の取引が完結することで、最終的な収益(損益)が確定します。

ここでは、外貨投資の収益の考え方について、簡単にまとめてみました。

目次:コンテンツ構成

外貨投資の収益の認識について

外貨預金や外国債券、外国株式、外国投信などの「外貨投資」の収益は、為替相場に大きく左右され、運用がうまくいって、外貨の元本が殖えたとしても、為替相場が当初より大幅に円高になっていたら、円換算で元本割れということもあります。

その一方で、外国株式や外国投信などでは、運用がうまくいかず、外貨の元本が減ったとしても、為替相場が当初より大幅に円安になっていたら、円換算で元本が殖えていたということもあります。

外貨投資の収益の算式について

外貨預金や外国債券、外国株式、外国投信などの「外貨投資」の収益を考える際には、以下の算式を理解しておくことが必要です。

◎外貨建て商品の運用損益(外貨建て)
 =インカムゲイン+キャピタルゲイン(ロス)

◎外貨建て商品の最終損益(円貨建て)
 =運用後の換算円元本-当初の円元本

|外貨建て商品の運用損益(外貨建て)

外貨建て商品の運用損益(外貨建て)は、「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン(or キャピタルロス)」から構成されます。

インカムゲイン(利息、配当金、分配金)
キャピタルゲイン(売却益、償還益)

|外貨建て商品の最終損益(円貨建て)

外貨建て商品の最終損益(円貨建て)は、運用前後の為替相場の変動により生じるもので、「運用後の換算円元本-当初の円元本」で計算されます。

※配当や利息が別途支払われるものは、これらを円換算した収益も含めて考える。

外貨投資の収益の計算例について

外貨投資の収益の計算例として、身近な外貨預金に投資した場合について見てみましょう。下記の例を見ると、為替レートによって収益が大きく変わることが分かります。

・当初運用金額:1,000,000円
・ドル預金:1年、5%、為替手数料1円
・預け入れ時の実勢レート(仲値):100円
・当初のドル建て元本:1,000,000÷101=9,900.99ドル
・1年後のドル建て元利合計:9,900.99×1.05=10,396.04ドル

◎1年後の実勢レート(仲値)が100円の場合の元利合計
-10,396.04×99=1,029,207円 (年率2.92%)

◎1年後の実勢レート(仲値)が90円の場合の元利合計
-10,396.04×89=925,247円 (年率-7.47%)

◎1年後の実勢レート(仲値)が110円の場合の元利合計
-10,396.04×109=1,133,168円 (年率13.31%)

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