外国為替のデリバティブ

外国為替は、異なる2つの通貨を交換することをいい、これには、現物取引とデリバティブ取引の二つがあります。

現物については、外貨預金や外国為替取引などでイメージできるかと思いますが、一方でデリバティブについては、何のことかよく分からない方も多いのではないでしょうか?

ここでは、外国為替のデリバティブについて、簡単にまとめてみました。

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デリバティブとは何か?

デリバティブ(Derivative)は、「金融派生商品」とも訳され、金利や債券、株式、通貨、コモディティなどの原資産から派生した金融商品の総称をいいます。

その種類には、元となる原資産、取引の形態、商品の仕組みによって、いくつかに分類することができますが、代表的なものとしては、「先物取引」、「スワップ取引」、「オプション取引」の3つがあります。

外国為替のデリバティブについて

外国為替のデリバティブは、外国為替(通貨)を原資産とするデリバティブのことで、具体的には、「通貨先物取引」や「通貨スワップ」、「通貨オプション」などがあります。

現在、この中で一番取引量が多いのが「通貨オプション」で、リスクヘッジやトレーディングなど様々な場面で利用されています。

通貨先物取引

取引所において行われる通貨の先物取引のことで、世界的には、CMEの通貨先物が有名。

通貨スワップ

二当事者が異種通貨間で金銭債権債務の元利相当額に係る将来のキャッシュフローを交換する取引。

通貨オプション

ある特定の通貨を、予め定められた期間または期日に、予め定められた価格で、買う権利または売る権利を売買する取引。

通貨先物と外国為替取引について

現在、通貨先物(Currency Future)の代表的な市場であるCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)では、通貨のポジション(建玉枚数)を週単位で公表しており、その投機ポジション(IMMポジション)の推移は、外国為替取引を行う上で一つの参考になります。

<CMEの通貨先物取引>

・主要通貨の対ドルの先物などを提供
・決済日は3・6・9・12月の特定日となっている
・差額決済方式が一般的である

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