株式ミニ投資(ミニ株)

株式ミニ投資(ミニ株)は、通常の売買単位株数(単元株式数:100株)の「10分の1の単位」で売買できる株式取引をいいます。これは、証券会社の選定した銘柄の中から、自由に取引対象を選ぶことができ、また売買単位株数の10分の1の整数倍(10分の9)まで購入できます。

※2018年10月に日本の証券取引所に上場する全ての株式の売買単位が100株単位に移行完了。

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株式ミニ投資(ミニ株)の仕組みと売買

株式ミニ投資(ミニ株)は、通常の株式投資と比べて、少ない資金で気軽に取引が始められる一方で、リアルタイムの売買ができないため、短期取引には向かず、中長期投資に向いています。

|ミニ株の仕組み

ミニ株では、株式名義人は、証券会社の「株式ミニ投資口」名義となりますが、株式分割や配当金などは、株式の持ち分に応じて配分されることになります(議決権は行使できない)。

◎取引によって追加で買い足した結果、保有銘柄の持株数が1売買単位株数(単元株式数)に達した時は、申し出の有無にかかわらず顧客名義となり、通常取引の株式と同じ扱いになる。

◎取引の詳細については、原則として、取扱会社で定める約款によることになっているので、具体的内容は事前によく確認することが必要。

|ミニ株の売買

ミニ株を始めるにあたっては、ミニ株の取扱いをする証券会社で口座を開きます。また、日々の売買は、以下のようになっています。

●株式の購入注文と約定価格

購入注文の執行は、申込日(注文日)の翌営業日に行われ、その約定価格(値段)は、主に始値(最初についた値段近辺)になる。

●株式の売却注文と約定価格

売却注文の執行は、申込日(注文日)の翌営業日に行われ、その約定価格(値段)は、主に始値(最初についた値段近辺)になる。

●株式の受け渡し

通常の株式投資と同様、約定日から数えて2営業日目になる。

株式ミニ投資(ミニ株)の基本事項

株式ミニ投資は、通常の株式投資に比べて、少ない資金で気軽に株式取引ができるため、複数の銘柄への分散投資や値がさ株(株価の高い株式)への投資などもしやすく、利便性は結構高いです。

取扱機関 証券会社
取扱株式 日本株の上場銘柄(取扱銘柄は証券会社毎に異なる)
リターン インカムゲイン(配当金)
キャピタルゲイン(売却益)
リスク 価格変動リスク(株価)
信用リスク(企業の倒産)
関連マーケット 株式市場
取引単位 単元株の10分の1
注文方法 成り行きのみ(銘柄名、売り/買い、株数)-翌日成約
税金 申告分離課税 他

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