ファンド・オブ・ファンズ

ファンド・オブ・ファンズ(Fund of funds)は、簡単に言えば「投資信託に投資する投資信託」で、複数の投資信託(ファンド)を適切に組み合わせて、一つの投資信託(ファンド)にまとめたものをいいます。これには、運用会社が自社で運用するファンドを投資対象とするものもあれば、他の会社が運用するファンドを投資対象とするものもあれば、また自社と他社のファンドをミックスして投資対象とするものもあります。

一般にファンド・オブ・ファンズは、株式債券などの個別銘柄へ投資するのではなく、複数のファンドへ投資するファンドであり、運用会社に銘柄選びを任せるのではなく、「ファンド選び」を任せていると言えます。通常、運用会社は、予め定めた運用方針に基づき、その時々の環境に適した投資対象のバランス割合を決め、適切なファンドを選択して、長期運用における「資産の分散」を代わりに実行します。また、運用環境によって、定期的にバランス割合を元に戻したり(リバランス)、バランス割合を変更(リアロケーション)したりします。

例えば、代表的なファンド・オブ・ファンズの一つに、「ライフスタイルファンド(ライフストラテジーファンド)」があります。これは、各ファンドへの投資パターンを低リスク型や中リスク型、高リスク型といったように、特定のリスクを取るように設計されたもので、高リスク型から低リスク型への資産配分の変化を時間(年齢)の経過と関連付けて、自動的に調整していくファンドになっています。

ファンド・オブ・ファンズのメリットとデメリット

ファンド・オブ・ファンズは、投資信託の一つの形態として普及していますが、以下のようなメリットとデメリットがあります。

<メリット>

・購入者は複数の投資信託の選択を行う手間が省ける
・運用のプロによって、ファンド選択が行われる
・分散投資効果が高く、リスクを低減できる
・既に実績のあるファンドの付加価値を統合できる
・資産配分方針により、自動的にリバランスが行われる
・運用する会社や人を分散できる
・リサーチや運用を効率化できる

<デメリット>

運用報酬が二重にかかるなどコストが高くなる
・運用状況が通常のファンドに比べてわかりずらい
・運用会社に運用方針やリバンランスなど大きく依存する

ファンド・オブ・ファンズの基本事項

ファンド・オブ・ファンズを利用する際には、運用会社の運用方針、投資するファンドの運用実績、また信託報酬等のコスト面などをよく理解しておくことが必要です。

取扱機関 証券会社、投信会社、銀行、保険会社・・・
商品内容 投資信託(ファンド)に投資する投資信託(ファンド)
注目ファンド ヘッジファンドや商品ファンドに投資するファンド
資産配分を自動的に調整していくライフスタイルファンド
金融機関が独自の視点で設定したファンド・オブ・ファンズ